60日で受かったPMP ~PMBOK概要まとめ1 プロジェクトとは

2020/02/12

資格

Progect Management Professionalを取得しました。内容を忘れないようにPMBOK(Project Management Body Of Knowledge)について、概要をまとめました。あちこちから文章借用しています、ご了承ください。


1.プロジェクトとは?

1.1.プロジェクトと定常業務

プロジェクトとは有機的なものであり、明確な開始日と終了日がある。成果物の開発が完了した、満足度を測る手段がある。プロジェクトの存在理由は、今までなかったプロダクトやサービス所産(成果物)を生み出すことにある。
定常業務は継続的で反復的です。終了日のない継続的な業務(保守・更新含む)が行われ、多くの場合は、同じプロセスが繰り返され、同じ結果が生み出される。

1.2.ステークホルダ

ステークホルダとはプロジェクトに利害関係を持つ人々。中でも資源配分や決定をする権限を持つ、プロジェクトスポンサ(多くの場合組織の重役)は重要なステークホルダである。

1.3.プロジェクトマネジメントとは何か

プロジェクトマネジメントは、プロジェクトアクティビティを記述し、体系化し、監視する目的に使用する一連のツールと技法をまとめたものとなる。

1.4.プログラムとは何か

プログラムは、関連するプロジェクトのグループのことで、同じ技法を使って調和がとれるようにマネジメントされる。プロジェクト間の相互依存関係を規定し、プロジェクトの様々な制約条約を調整し、プロジェクト間で起きる問題を解決する作業をプログラムマネジメントと呼ぶ。

1.5.プロジェクトマネジメントオフィスとは何か

組織全体のプロジェクトとプログラムを監督する組織。プロジェクトマネージャの指導役であり相談役である。

1.6.優れたプロジェクトマネージャに必要なスキル

コミュニケーション:伝えたいことを相手が問題なく理解できるように、情報を明確で、明瞭で、完全なものにする。

  • 組織化と計画化:プロジェクトマネージャは、組織の様々な情報追跡し、瞬時に探し出す。プロジェクトマネジメントは、各プロセスの計画を立てることから始まる。
  • 予算化:プロジェクト予算を決定のためのコスト見積りを行う。業者の見積書を理解すること、注文書作成、チェック、請求書と支払額を照合することを行う。
  • コンフリクトマネジメント:プロジェクト内の問題解決を行う。症状と原因を区別し、真なる問題を定義し、解決策を決定し、実行する。
  • 交渉力と影響力:交渉力とは、お互いの利益に対して合意に達するために他人に働きかける。影響力とは、合意内容について相手に納得させる。影響には権力と政治力があり、権力は否応なく人に何かさせる力、政治力は利害の異なるグループ同士を創造的に協力させる力
  • リーダシップ:リーダはビジョンを示し、戦略的目標に関する合意を取り付け、方向を確立し、他人に刺激を与えて意欲ださせる。マネージャは結果を出すことに集中し、要求事項に従って仕事を成し遂げる。使い分けることが必要となる。
  • チーム形成と動機づけ:プロジェクトマネージャは、チームの方向性を打ち出し、メンバーがチームの様々な発展段階を通じて完全に機能するまでに成長することを手助けする。プロジェクトマネージャはメンバの動機付けの役割を担うことが多いが、その際にはメンバに対する評価レビューに部門マネージャに参加してもらうと良い。

1.7.組織構造とは

機能型組織は専門分野を中心として形成されており、機能ごとにグループ分けされている。この組織だとプロジェクトマネージャに公式の権限がほとんどない。持続的な組織構造。
 プロジェクト型組織は、プロジェクトを中心として形成されており、プロジェクトマネージャに権限がある。組織は一時的。  マトリクス型組織は、部門マネージャとプロジェクトマネージャによってメンバが管理される。マネージャの力関係によって権力の大きさが変わる。

1.8.プロジェクトマネジメントのプロセスとは(IPECC)

  • 立上げ(Initializing):組織の資源をプロジェクトの作業に投入することを承認し、プロジェクトマネージャを任命する。
  • 計画(Planing):プロジェクトマネジメント計画書を作成する。プロジェクトの要求事項を具体化し、ステークホルダを特定する。プロジェクト終了まで計画プロセスを頻繁に実行する。
  • 実行(Executing):プロジェクト計画書を実行する。プロジェクトの資産を調整し、目標が確実に達成されるようにする。計画変更されて事項も実行される。
  • コントロール(Control):プロジェクトが計画通り実行されているかを判断するために、パフォーマンスを測定する。測定結果から現在の乖離と原因を分析し、計画と一致させるために是正処置を指示する。
  • 終結(Closing):プロジェクト自体を公式に終了させる。将来のプロジェクトの参考情報となるために、プロジェクトの情報が収集され、保管される。

1.9.プロジェクト知識エリアとは

特性の共通するプロセスをまとめた分類である。

  • 統合マネジメント:プロジェクトの作業を特定して定義し、適切なプロセスの組み合わせ、統合を行う。ツールとしては、EVMとプロジェクトマネジメントソフトウエアを使う。
  • スコープマネジメント:プロジェクトの必要な作業のみを定義、コントロール(統制)する。成果物スコープとプロジェクトプロセススコープがある。ツールとしては、プロジェクトマネジメント計画書、WBS、スコープ記述書がある。
  • タイムマネジメント:アクティビティ所要期間の見積り、スケジュール作成、スケジュールからの逸脱の監視と管理をする。ツールとしては、EVMとスケジュール。
  • コストマネジメント:資源のコストを見積り、予算を設定し、予算の逸脱の監視をする。ツールとしては、回収期間分析、投資収益率、割引キャッシュフローがある。
  • 品質マネジメント:プロジェクトを遂行する本来の理由である要求事項をプロジェクトが満たすように作用する。プロジェクトの性能を測定し、所産を監視し、計画プロセスで定義された品質標準と比較する。
  • 人的資源マネジメント:プロジェクトに割り当てられた人的資源をリーダーシップ、コーチング、対立への対処、成果の評価を実行し、可能な限り最高の効率で利用されるようにする。
  • コミュニケーションマネジメント: 全てのプロジェクト情報が適切なタイミングで収集され、文書化され、保管され、(ステークホルダマネジメント)廃棄されるようにする。適切なタイミングで情報が配布され、ステークホルダとプロジェクトメンバ間で共有されることも含む。
  • リスクマネジメント:プロジェクトに影響を及ぼす可能性があるプラスとマイナスの潜在的リスクの特定、分析、対応計画を行う。プロジェクトマネージャが全てのリスクを特定し、目標に及ぼす影響が大きいリスクより対応していく。
  • 調達マネジメント:購入者の立場から論じることを前提とし、納入者をチームの部外者として管理する。

tosd Noteについて

RSS Feed資格や仕事、サラリーマンとしての備忘録です。

このブログを検索

ブログ アーカイブ

QooQ