使用するWebサービスのユーザ登録と基本設定を実施します。今回はLINE BotとHerokuです。
準備編①
LINE Botの設定
※{フリー 、ライト、 スタンダード}とありますが、何もしなければフリープランになります。
LINE Developersに登録
LINE Developer コンソールにアクセスし、ログインボタンをクリックして自身のLINEアカウントでログインします。初めてログインしたときには開発者登録を求められるので必要事項を入力します。
プロバイダーを登録
プロバイダーとはこれから作成するBotの提供元のことです。
新規プロバイダー作成ボタンを押し、作成します。
チャネルを登録
プロバイダーとはこれから作成するBotのことです。
{LINEログイン、Messaging API、他}が選択肢にありますが、
Messaging APIを選択します。以下の必要情報を入力します。
- アプリアイコン画像:Botのアイコン
- アプリ名: Botの名前
- 説明: Botの説明
- 大業種: 個人
- 小業種:個人(IT・コンピュータ)
- メールアドレス: 自身のメールアドレス
- プライバシーポリシーURL:任意
- サービス利用規約URL:任意
チャネルが作成されたあと、コンソールメニューより、プロバイダーリスト>チャネル を選択し、チャネルを開きます。以下の情報を設定します。Webhook URLはサービスを作成した後で設定します。
- Channel Secret:[再発行]ボタンをクリックすると自動で設定されます。
- アクセストークン(ロングターム):[再発行]ボタンをクリックすると自動で設定されます。
- Webhook送信:利用する
- Webhook URL:{CallBack用URL}
- Messaging APIの呼び出し時に必要になります。
- 自動応答メッセージ: {利用する、利用しない}
- 友達追加時あいさつ:{利用する、利用しない}
【参考】自動応答メッセージ設定
キーワードやスケジュールに対応して、Botから出すトーク内容を設定できます。
Herokuの設定
※クレジットカード登録なしで550時間/月、登録した場合は1000時間/月、無料で利用できます。
Herokuに登録
Herokuコンソールにアクセスし、無料アカウント作成ボタンをクリックしてアカウントを作成します。必要事項を入力すると、Herokuから認証用メールが届くので、本人確認認証を行います。
Heroku CLIとGitのインストール
Herokuを使うにはHeroku CLIとGitが必要になります。インストーラーをダウンロードして、標準のインストールを行います。
ダウンロード方法は以下のサイトを参考とします。いずれの場合も、環境変数{PATH}に、実行ファイルが設定することを確認しておきます。
Heroku CLIからのログインとアプリケーション作成
コマンドプロンプトを開き、以下のコマンドを実行します。
続けて、q以外のキーを押すとブラウザが開いて、ログイン認証画面になるのでLog inをクリックします。その後、createコマンドにてアプリケーションを作成します。
>heroku login >heroku: Press any key ... >heroku create |Application|
Heroku CLI上からConfig設定
タイムゾーンと言語をとりあえず設定します。他にもAPIのアクセストークンなど秘密鍵はconfigにて設定します。
>heroku config:add TZ=|Asia/Tokyo| --app |Application| >heroku config:add LANG=|ja_JP.UTF-8| --app |Application| >heroku config:set xxx='xxx xxx' --app |Application| # >heroku config:unset xxx='xxx xxx' --app |Application| # >heroku config:add LOG_LEVEL=DEBUG # 確認する場合は、以下のコマンドにて実施。 >heroku config --app |Application| # または > heroku run bash --app |Application| $ date
gitローカルリポジトリの作成
コマンドプロンプトから、アプリケーション作業用フォルダをローカルに作成し、ディレクトリを移動します。
>mkdir c:\|Application| >cd c:\|Application| >git init # gitのロ-カルリポジトリを作成します。 >heroku git:remote -a |Application| # [heroku git:remote]は、 >git remote add |heroku| git://github.com/xxx/xxx.git]の別名コマンド
Heroku 設定ファイルの作成
アプリケーション作業用フォルダに、以下のファイルを作成します。
# runtime.txt ※Pythonのバージョンを記載 python-3.7.x # requiremnets.txt ※インストールするpip ライブラリを記載 Flask==1.x.x line-bot-sdk==1.x.x ... # Procfile ※プログラムの実行方法を定義 web: python |main|.py # main.py ※アプリケーション
gitローカルリポジトリへの登録
# . は現在のディレクトリ上のすべてのファイルが対象を示します。 > git add . > git commit -m "Initial commit"