Windows11 Homeで仮想環境(Hyper-V)を作成

2024/06/02

開発試行

在宅で開発試行をたまにしているのですが、サーバ欲しいなとか思うようになりまして、Hyper-Vの環境を構築してみました。
手順をメモとして残したいと思います。
在宅環境では、会社に接続する際にマックアドレスで判断されることがあります。仮想環境のマックアドレスが優先されてしまう場合の回避方法も記載しておきます。


仮想環境(Hyper-V)をインストールする

在宅環境では、Windows11 Homeを使っているため、ソフトウエアをダウンロードするところから作業が始まります。そのためにはバッチファイルを作成し、実行します。

以下のソースで、xxx.batファイルを作成し、xxx.batファイルを管理者権限で実行します。デスクトップにある場合は右クリップからポップアップメニューにて実行できます。インストール後はPCが再起動されます。



pushd "%~dp0"
dir /b %SystemRoot%\servicing\Packages\*Hyper-V*.mum >hyper-v.txt
for /f %%i in ('findstr /i . hyper-v.txt 2^>nul') do dism /online /norestart /add-package:"%SystemRoot%\servicing\Packages\%%i"
del hyper-v.txt
Dism /online /enable-feature /featurename:Microsoft-Hyper-V -All /LimitAccess /ALL
pause

インストールした仮想環境(Hyper-V)を有効にする

ソフトウエアがインストールされましたので、有効にします。コントロールパネル➡プログラムと機能➡Windows機能の有効化または無効化で、3つの機能を有効にすればOKです。PCが再起動されます。


Hyper-Vマネージャーを起動する

インストールした仮想環境(Hyper-V)が有効になっているか、Hyper-Vマネージャで確認します。在宅勤務をする際に仮想のマックアドレスが優先的に利用されないように仮想スイッチを作成して作業完了です。

Hyper-Vマネージャーを起動する

コントロールパネル➡Windowsツール➡Hyper-Vマネージャの順にて起動します。その際にDefault Switchが作成されていれば確認OKです。


仮想スイッチを作成する

Hyper-Vマネージャ➡仮想スイッチマネージャ➡仮想スイッチの作成(オプション「外部」、「...アダプターの共有を許可する」)の順番に選択し、「OK」ボタンを押して新しい仮想スイッチを作成します。これで仮想スイッチが優先されてもマックアドレスが共有されるため、在宅環境も変更がないように見えるはずです。


ネットワークの優先度を変える

もしかすると仮想ネットワークの優先順位のせいで、上手くいかない場合があります。そのようなときはコントロールパネル➡ネットワークと共有センター➡アダプターの設定の変更➡アダプター➡プロパティ➡IPV4のプロパティ➡インターフェイスメトリックの優先順位を小さな数字にするとよいです。設定状況の確認は、「ipconfig /all」で確認できます。

まとめ

簡単な説明でしたが、Hyper-VをWindows11 Homeで使う方の参考になれば幸いです。