企業に勤めている人は多いと思いますが、在宅勤務が浸透した中では自宅から電話をすることもあるかと思います。
プライベートの電話番号と仕事用の電話番号は分けておきたいものです。
月額無料で仕事用電話番号をもつことが、IP電話で可能ですので、ご紹介します。
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IP電話について
IP電話は、インターネット回線を通じて接続する電話です。IPはInternet Protocolの略で、音声をデジタルデータに変換し相手の元で再構成することで音声通話を可能にしています。
IP電話は電話回線がなくてもインターネット回線さえあれば通話が可能なため、導入する企業が増加しています。
IP電話の種類
以下の通り月額利用料が無料となるものは、3つほどあります。個人的にはSMARTalkを使っているので、そちらの使い方を紹介します。
製品名 | 通話料(固定電話) | 通話料(携帯電話宛) | 転送機能 | 録音機能 |
---|---|---|---|---|
SMARTalk | 8.8円/30秒 | 8円/30秒 | あり | あり |
My 050 | 8.79円/3分 | 19.8円/分 | あり | あり |
050 plus | 8.8円/3分 | 8.8円/3分 | あり | あり |
SMARTalk
SMARTalkは、楽天モバイル株式会社が提供しているIP電話サービスです。 SMARTalkを利用すると、無料で050から始まる番号を取得できます。
これにより、SMARTalkのアプリ同士だけでなく、固定電話・携帯電話・IP電話の番号にも電話をかけることができます。
SMARTalkの利点は以下の通りです。
- 初期費用・月額使用料・留守番電話が無料
- データ専用SIMでも通話可能
- 通話量が安い
IP電話を持つ
申込み
申込みは、以下URLを参照して行います。現在は新規申込みを停止中とのことでした。
アプリケーションの設定
アプリケーションの設定もマニュアル通りにすればよいのですが、SMARTalkは設定によっては着信ができなくなるため、注意が必要です。
以下の手順に沿って、プッシュ通知設定を行います。
続けてアカウントの設定を行います。
自宅内ファイアーウオールの設定
自宅の外では、発信着信ができるのですが、自宅でIP電話が機能しないことがありますので、光回線のルータのファイアーウオールの設定を変更します。
既存のルールでは、ステートフル・インスペクション方式を採用しているようで、発信はできても着信はできなくなっていることがあります。
設定の変更
SMARTalkでは、着信の際にポート5059を利用しているらしいです。ですので、5059のポートへの通信をスマートフォンにポートフォワーディングすることで、自宅内でも着信することができるようになります。
まとめ
簡単な説明でしたが、月額無料で仕事用電話番号を持つ方法をご紹介しました。SMARTalkは現在新規申込みを停止していますが、他のIP電話でも利用できる考え方ですので、ぜひご活用ください。