60日で受かったPMP ~PMBOK概要まとめ12 プロジェクトの監視・コントロール

2020/02/27

資格

Progect Management Professionalを取得しました。内容を忘れないようにPMBOK(Project Management Body Of Knowledge)について、概要をまとめました。あちこちから文章借用しています、ご了承ください。


12.監視・コントロール

12.1.プロジェクト作業の監視・コントロール

立上げプロセス群、計画プロセス群、実行プロセス群、終結プロセス群を監視し、アクティビティのパフォーマンス情報を収集、測定、報告を行う。プロジェクトの所産とプロジェクト計画書との比較、パフォーマンスデータの分析、是正処置/予防処置の勧告決定、承認済み変更要求の状態監視、プロジェクトのリスクの有無を監視し、リスクの特定と報告、状況の文書化、適切なリスク対応計画の実行。

12.2.調達管理

  • 調達パフォーマンスレビュー:契約における納入者のパフォーマンスを調べる。契約期間中に1回または定期的に行う。(スコープ、品質、コスト、スケジュール)
  • 検査および監査:納入者の作業を物理的に検査し、監査を行って、納入者の物品またはサービスに欠陥がないか調べる。
  • 実績報告:契約の目標達成の観点からベンダの進捗に関する情報を上司やステークホルダに提供する。
  • 支払い方式:支払いに関して組織で定められた方針と手順に従い、契約条件に沿った支払いを行う。
  • クレーム管理:契約に対する異議のある変更(合意されない変更)の文書化、監視、マネジメントを行う。
  • 納入者パフォーマンス評価文書:契約に関する納入者のパフォーマンスを書面で記録したもの。
  • 変更要求:契約について要求された変更を、プロジェクト実行の指揮、マネジメントプロセス、統合変更管理プロセスとと連携させることで、プロジェクトに影響するあらゆる変更がプロジェクトチームに伝達され、目標の見直しに必要な処置が実施される。

12.3.パフォーマンスの測定

実績報告書にパフォーマンス情報を文書化してステークホルダに報告する。前の期間のプロジェクトパフォーマンス分析、リスクと課題の状況、今回の報告期間内に完了した作業、次回の報告期間内に完了予定の作業、今回の報告期間内に承認された変更、差異分析の結果、完了時間予測およびコスト予測

12.4.統合変更管理マネジメント

監視/コントロールプロセス群の監督役のようなもの。プロジェクトの変更管理プロセスを確立する。

  • 変更の発生:ステークホルダからの変更、チームメンバからの変更、不備修正からの変更。
  • 変更の要求事項:書面での提出と変更管理システムへの登録を行う。
  • 変更管理委員会:変更要求をレビューし、承認/却下する権限をもつ会議体。
  • 変更要求:承認済み変更または是正処置。

12.5.リスクの監視/コントロール

リスク対応計画を実施したり、特定されたリスクの追跡や監視を行ったりする。

  • リスク再査定:プロジェクトに関わる誰もが定期的にリスク登録簿を監視する。
  • リスク監査:リスク監査者が実施されている対応計画とリスクと根本原因への対応の有効性を監査する。
  • 技術的パフォーマンスの測定:プロジェクトのマイルストーンの技術的な達成度を定義されたマイルストーンと比較する。

12.6.コスト変更の監視/コントロール

プロジェクト予算を監視し、コストパフォーマンスベースラインの変更をマネジメントする。予算を変更する場合は、全てのプロジェクトスポンサーの同意と承認を受ける必要がある。

  • EVM(Earned Value Management):生成したものを費用にし、比較すること。
  • PV(Planed Value):承認された予定作業のコスト。
  • AC(Actual Value):ある作業において、現時点でかかった実際のコスト。
  • EV(Earned Value):ある作業において、現時点の作業完了率から算出したコスト(PV×割合)。
  • コスト差異:EV-AC(現時点における予定コストと実コストの乖離)
  • スケジュール差異:PV-EV(現時点における予定完了と実完了乖離)
  • CPI=EV/AC(コスト効率指数 >=1)
  • SPI=EV/PV(スケジュール効率指数 >= 1)

12.7.スケジュール変更の監視/コントロール

状況の調査、変更の発生の有無またはその必要性の判断、スケジュールへの影響とスケジュール変更のマネジメントを行う。スケジュール差異とスケジュール効率指数を判断指標に使う。

12.8.品質管理

作業結果を監視して、作業結果が品質マネジメント計画書に定められた標準を満たしているかどうかを確認する。所産が指定された許容範囲内に収まっていれば受入れ可能である。

  • 管理図:時間経過に伴うプロセスの結果の推移を測定し、グラフ化する。±3標準偏差内に収まることを管理状態と言う。
  • パレート図:最重要要素を発生回数の多い順に示すヒストグラムとして示す。
  • 散布図:独立変数(インプット)と従属変数(アウトプット)でできる点グラフ。
  • 統計的サンプリング:母集団から抽出したサンプルの差異が許容範囲内に収まっているかどうかを調べる。

12.9.プロジェクトスコープの検証

完成した要素成果物を正式に受け入れて、要素成果物が要件を満たし、ステークホルダの期待を満たすものであることの承認を得る

12.10.スコープコントロール

プロジェクトとプロジェクトスコープの両方の状況の監視と変更の監視を行い、作業結果が期待を満たすようにする。  ①スコープクリープ:未承認の変更や文書に記録されていない変更が実施される。

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